前回の~起~から随分時間がたってしまいました。。草木染めに行き着いた経緯の次に欠かせないのが染め場!
ISTISTのスタートはまず2010年頃に自宅の台所ではじまり、そこから最初の作業場がこれ↓
自宅のガレージを改造し強引に染め場を作りました。この頃は看板等もなくホントに一部の友人が知っている作業場といった感じでした。これまで台所のIHコンロしか使った事がなく憧れの鋳物コンロで染色ができる喜びは今でもよく覚えてます。
この頃はとにかく染めの技術やら知識を吸収する事のみに没頭してました。ある意味趣味の延長みたいな物でしたがこの時の経験はとにかく今に活きていると思ってます(多分)12色刷りの手拭いを600枚作ったり、多色プリント+藍染めのシャツを1週間で30枚作ったりと無謀な事もよくやってました。無茶はよくないと言うのもこの時学びまして笑
そしてご縁あり大村市の田下町に移っての第2号の工房↓
ご存知の方も多いかと思いますがこの場所は大村市にてカフェhoomeeをやってます富永夫婦てつ君、きーちゃんの自宅の納屋を使わせてもらっておりました!この人達いなかったら大村でやってなかったです!
敷地内隣に富永家があるんですが、かなりの確率でお客さんは僕の自宅と勘違いされてました。しかもこの頃はまだ僕独身だったんでよく
作業終わりに
てつ「ウチで飯食ってけば?」
僕「うん」
食後に
てつ「風呂入ってけば?」
僕「うん」
風呂上がりに
てつ「泊まってけば?」
僕「うん」
という流れが2~3日続く事もざらにありほぼ居候に近い状態でした笑
ホントに仏様のような人達です!
話しは逸れましたがここから大村市にて本格的にスタートしました。
ここではとにかく広い敷地を使わせて頂いてたので団体のワークショップもよくお受けしてそこから染め体験の幅が広がって行きました。
それと自宅ガレージ時代はなかった二層式洗濯機の導入もこの時で作業効率も急激にあがりました!
妻のアイディアで小さい店舗スペースも↓
そして3度目は同じく大村市の西大村本町にて店舗兼工房として2018年に移りました↓
これまでとは一気に路線を変えずっと模索してました染め物屋と洋服屋の一体型、製品も完全オリジナルで受注オーダーにも対応といった形がようやくできました。
作業スペースは田下の半分程になったのですが、これまで染めにあまり興味がなかった方が何となく立ち寄って下さり、そこから草木染を身近に感じて頂けるようになったり。様々な出会いがありました。
業務も固定化され、リメイク染め、受注等も安定。そしてこの頃に、染め物一筋になろうとこれまで行っていたプリントのみの受注を終了しました。
ただこれまでの染色のみならず縫製のスペース、在庫のスペース、そしてワークショップの団体のお客様をお断りする原状がありまして意を決してこの度再び萱瀬・中岳町に移転を決めました。
時期的には、一旦狭い場所で工房として、店舗としての営業を経験して良かったと思います。業務の効率も上がり、なによりお客さんとの距離も近くなりました。
ここでの2年間で、染色の幅がぐんと上がり、固定化された色の種類も増えました。それはオーダーで色を注文してくれるお客様達のお陰です。